薬液注入工法

建物の下地面から3m程度までボーリングマシンやハンドオーガで削孔し、2重になったロッドを差し込みます。次に混ざり合うと瞬結する薬液を圧送し、地中の軟弱なところや間隙の多いところへ送り込みます。これを何度も繰り返すことによって、地盤が隆起させ、建物を持ち上げ、水平調整する工法です。

特徴

居住または営業をしながら施工することが可能です。 狭小の場合は施工が困難な場合があります。 地中に鋼管や鉄板が残りません。 鋼管圧入工法や耐圧版工法と比較して後期が短く、費用も安価です。 再沈下の第3者保証が対象になる場合は稀です。

画像:土台上げ工法

主な作業手順

  • 準備

    資機材の搬入や場内の養生をし、プラント設置します。

  • 薬液作成

    薬液A液:促進材とセメント B液:硬化剤 

  • 削孔と薬液の注入

    ボーリングマシンや、ハンドオーガを用いて削孔し、薬液を注入します。

  • ジャッキアップ

    建物の水平を調整します。